■ ID | 523 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 外生菌根菌に感染したアカマツ実生苗の成長に対する高濃度二酸化炭素とオゾンの単独および複合影響に関する研究 |
■ 著者 | 三輪誠
埼玉県環境科学国際センター 米倉哲志 埼玉県環境科学国際センター 小川和雄 埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | (社)大気環境学会 |
■ 出版年 | 2005 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第46回大気環境学会年会、平成17年9月7日 |
■ 抄録・要旨 | 近年、大気中の二酸化炭素(CO2)濃度とオゾン(O3)濃度が、地球規模で上昇している。一方、多くの植物は菌根菌と共生関係を築いており、その関係は互いに不可欠であるとされている。したがって、植物と菌根菌の共生関係の有無により、大気中のO3濃度やCO2濃度の上昇が植物の生育に及ぼす影響も変化する可能性がある。
これまでの研究では、大気中のCO2濃度やO3濃度の上昇が、外生菌根菌に感染したアカマツ実生苗の成長に及ぼす単独影響について調べてきた。本研究では、大気中のCO2濃度とO3濃度の上昇が外生菌根菌であるコツブタケ(Ps)に感染したアカマツ実生苗の成長に及ぼす複合影響について調べ、単独影響の場合と比較した。
その結果、Psに感染したアカマツ実生苗に、760ppmCO2と80ppbO3を複合暴露すると、760ppmCO2暴露による成長促進効果よりも、むしろ80ppbO3暴露による成長抑制効果がより強く発現することがわかった。 |
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